今回は「転職で成功するための仕事術」を紹介します。
転職を通じて年収アップしたいというのが多くの方の願望だと思うのですが、自分は4回の転職をしてきましたが、このように着実に転職を繰り返す中で年収を向上させてきました。
- 1社目(上場2部のIT会社のシステムエンジニア):年収300万円
- 2社目(米系通信会社の営業企画・サポート):500万円
- 3社目(米系製薬会社の営業企画):750万円
- 4社目(ヨーロッパ系製薬会社の営業企画):1,200万円
- 5社目(ヨーロッパ系食品会社の営業企画):1,050万円
- 5社目(米系会社の営業企画):1,200万円
転職で年収アップするためには、1)業界や職種を変えて年収アップをする方法と、2)同業種・職種で成果を出してその成果を買われて年収アップする方法、の2つがあります。
今回の記事では、後者の転職で成功するための仕事術について紹介します。
転職に特化するための仕事術にはなってきますが、転職で成功するだけでなく仕事しての成果も出せる内容になっています。
こんな方におすすめ
- 成果を出す仕事術が知りたい
- 転職活動で年収アップがしたい
目次
成果を数字で語れるようにする
「成果」は転職するときにおいて必ず必要になってくる情報になってきます。
何がこの人は出来るのか?この人は入社後にどういう部分で自社に貢献してくれるのか?これらの視点から面接官は候補者を選んでいきます。
応募者の出せる成果と求人側の出してほしい成果がマッチしたら面接を通過するとも言えますし、内定の一番の近道と言えます。
そこで一番重要になってくるのが、「成果を数字で語る」ことができる点です。
転職のプロセスは、履歴書+職務経歴書による書類選考が必ず一番最初にあります。書類選考と履歴書がない選考プロセスは皆無です。
履歴書は一般的なことしか書かないので、ここで工夫することはほとんどありません。
カギになってくるのは「職務経歴書の充実」です。
約2~3枚程度の職務経歴書から、自分をアピールしないといけないのが転職市場で戦うということです。(書類の枚数は、職務経験によって前後)
職務経歴書には必ず「成果」を各項目がありますが、そこで職務経歴書に下記の2つがあればどちらが優秀であると感じるでしょうか?
- 色々な人が困ってた月初のExcel集計作業を、自分がExcel VBAで自動化システムを作ったことで、色々な人から感謝されました。
- 色々な人が困ってた毎月のExcel集計作業を、自分がExcel VBAで自動化システムを作ったことで、これまで50時間かかっていた作業が2時間で終わるようになり、月初の残業がなくなりました。
どちらもやって成果を出したことは同じです。
aからは漠然としたイメージしか伝わらないのが分かると思います。作業が楽になったら周りから感謝されるのは当然だと思いますが、その量がよくわかりません。
一方でbでは作業の規模間とか実際の効果が明確に分かりやすいです。
面接官であれば、話を聞きたくなりませんか?
単なるExcelVBAを作れるというだけでなく、どうやってそのシステムを作ったのか?とか。
この辺の効果はざっくりでも構いませんが、ある程度数字で語れる意識を常に持っておくのが、転職で成功する仕事術の1つ目です。
自社の価値に加えて市場価値を常に意識する
2つ目が、自社の価値に加えて市場価値を常に意識するということです。2つにしているのがポイントです。
再掲しますが、自分の年収アップのグラフがこれです。
転職している間にも、働いている会社の中でも年収が上がっているのが分かると思います。これが二つ目に伝えたいことです。
自社で成果を上げている人社会人は、成果を出せる人材になり、市場価値が高くなります。
ただ、同じ職種でも求められるスキルが会社によって異なってきますので、自社軸だけに目線をおいておくと市場との評価軸に乖離が絶対に出てきます。
今いる自分の会社ではExcelスキルは求められないけど、同じ職種でも他の会社ではExcelスキルの求められるレベルが違います。
こう違いは上司や会社に属する人の考えによってくるものでもあるのですが、自分の会社ではExcelの集計業務は派遣に任せるけど、他社は自分でやらないといけない、というような状況が発生します。
会社というものを考えると、会社とは単なる箱でありそこで働いている人が会社を作ってます。
ということで、一つとこの世の中に同じ会社はありません。
では、「どうやって市場価値を意識するのか?」という点ですが、3つあります。
- 全体像について整理と理解をするために自分の働いている●●職入門、のような本を1~2冊程度買う
- 専門のメルマガや業界紙を購読して、毎日情報をインプット(常に最新の状態が保たれるように)
- 外部セミナーに参加して他社と交流する
1番目と2番目をやっている人は多いと思うのですが、3番目の外部セミナーに参加する、については自分の経験だと転職しようとしない方々は積極的活用しない印象がとてもあります。
自社の情報だけ知ってれば満足という考えがその根底にあるものだと思います。
自社の価値に加えて市場価値を常に意識する、が転職で成功する仕事術の2つ目です。
ポイント
また、転職エージェントと話をするのも一つで、市場のニーズと今の自分の考えとのギャップを確認するのをおススメします。
やはり転職して年収アップが目標のため、市場価値を常に意識しましょう。
体力をつける
3番目になるとレベル感が下がる印象がありますが、体力をつける、が3つ目です。
これは、最終的には「仕事は体力勝負」な部分があります。
繁忙期などは忙しくなったときに体力がないときっと仕事が辛いと感じるでしょう。
また、年収の高い一般的な職については内勤業務でオフィスワーカーになってくる傾向がありますが、そういう職種で必要になるのは「頭を使って考え続けること」になります。
脳が使うエネルギー量は非常に多く。とても体力を消費します。
転職において求められる人材は、仕事で成果を出し続けないといけないプロフェッショナルな考えを持っている人です。
また、転職した最初は人間関係の構築などもあり精神的にプレッシャーを感じることもあります。
シンプルかもしれませんが、体力をつけるのが転職で成功する仕事術の3つ目です。
運動することの重要性について
自分で調べる能力を身に着ける
4番目が、自分で調べる能力を身に着けるになります。一般的にはググれる能力とも言いますが、もう少し広い意味です。
転職すると、入社した会社で色々な分からないことがたくさんだと思います。
そして、今まで構築してきた人間関係はゼロで、同期のような味方はそこにいません。
例えば交通費精算のような業務が分からないとき、読者の方はどうしますか?
- 自分でイントラネットなどをまずは調べる
- すぐに人に聞いて解決策を求める
もちろん同じ会社にいる同僚の関係になるので、丁寧には教えてくれると思いますが、数が増えてくるとわずらわしさを感じるでしょう。
だって交通費清算のような業務って、その会社で働いている人にとって当たり前のこと。
知らないのは転職で入ってきたあなただけです。
こういった圧倒的な知識ギャップを埋めなくてはいけないのが転職者に求められることになってきます。
こういった観点だけではなく、最近は想定できないスピード感であらゆる便利ツールが無料で手に入る時代です。
簡単に手に入る一方で知っている人が周りにいないなってことは多くあります。
コロナ禍において、ZoomやWebexのようなWeb会議システムがあっという間に普及しました。
こういう場面に直面した時、周りに知っている人はいないかもしれませんがネットの中には優しく教えている人がいます。
ネットの正しい情報を取捨選択して解決方法や便利な使い方を身に着けるのが重要な世の中になってきているので、自分で調べる能力を身に着ける、が転職で成功する仕事術の4つ目です。
スキルを掛け算で考える
5つ目がスキルを掛け算で考えるという思考法です。
ある分野で100人の中で1番になる。そして違う分野で100人の中で一番になる。
そしたら100 X 100で1万人のなかの1番になるという考えがあります。このような点を考えで転職活動に臨みます。
- 色々な人が困ってた毎月のExcel集計作業を、自分がExcel VBAで自動化システムを作ったことで、これまで50時間かかっていた作業が2時間で終わるようになり、月初の残業がなくなりました。
上記に紹介したこのケースで紹介します。ここでアピールしている点は下記の2点ですが、Excel VBAスキルを使える人がたくさんいるので、次に勝負するポイントを探します。
- Excel VBAが使える ⇒ スキルのアピール
- 50時間かかっていた作業が2時間で終わる ⇒ 成果のアピール
例えば成果を出すために、周りの人とコミュニケーションをとってシステムを開発したので、この方はコミュニケーション力があるかもしれません。
そうすると「Excel VBAが使える」 X 「コミュニケーション力がある」というアピールができます。
なかなか考えるのは難しいですが、自己分析の過程で持っているスキルや成果を出すために発揮したスキルは何か、を一つだけで終わらせるのではなく複数で考えるのが転職で成功する仕事術の5つ目です。
まとめ
転職で成功する仕事術をまとめました。改めて整理するとこのようになります。
【転職で成功する仕事術】
・成果を数字で語れるようにする
・自社の価値に加えて市場価値を常に意識する
・体力をつける
・自分で調べる能力をつける
・スキルを掛け算で考える
改めて、自分が転職活動をしていくなかでうまくいったことを振り返ると、この5つの仕事術を行ってきたことが成功の要因でした。
例えば外部セミナーに参加するようなことは、コロナ禍において、色々な企業がWebにて講演会をやっているので参加がものすごい容易になりました。
こういった情報を入手して社内に還元するだけでも、それは価値があるので一石二鳥です。
今回の記事が少しでも転職活動をされている方々の参考になったら幸いです。
自分の経験をもとに転職で成功する方法をまとめていますので、外資系への転職を考えている方はこちらの記事も合わせてお読みください。
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