これまで3回の転職活動をするなかで、大小合わせて数十社の転職エージェントと数えきれないキャリアコンサルタントと会ったり、やり取りをしてきました。
そうした転職活動をする中で、「あれっ、変だな?」と思う転職エージェントと出会うこともありました。
そして、「あれっ、変だな?」と思う転職エージェントと出会うと、書類選考の通過率も低かったり、こちらから逆にお断りすることで、「時間の無駄だった。。」と後悔することが多かったです。
最近は、ここで紹介する特徴にあるような転職エージェントとは、連絡があってもこちらからお断りするようにしていますが、折角の大事な転職活動で同じ経験をしてほしくないと思い、記事にしました。
こんな方におすすめ
- よくない転職エージェントのタイプを知りたい
- 今転職エージェントを使っているけどいまいち。。変えるべきか悩んでいる
- 効率的に転職活動を進めたい
それでは詳しく説明していきます
目次
転職エージェントについて
最初に転職エージェントの仕組みについて紹介します。
転職エージェントは、キャリアコンサルタントが、企業と転職者の間に立って、転職者の希望に合った求人を紹介してくれたり、その後の選考プロセスをサポートしてくれるものです。
自分で応募するのとは違って、転職エージェントの所には様々な求人情報が集まってきます。
そのため、一般への知名度は少ないけど好待遇の会社を紹介してくれたり、転職エージェントの所には選考に関する様々な情報が集まってきますので、選考に関するアドバイスを貰えます。
職務経歴書へのアドバイスから応募する際の推薦文のサポートをはじめ、面接日程の調整や給与交渉など、転職のプロセスに関わるすべてにおいて転職エージェントが間に立って入ってくれますので、転職に集中する環境を整えることができます。
面接でどのような質問が聞かれるか、面接の雰囲気など、選考に関わるプロセスを知っていると知っていないとでは大きな違いです。
転職エージェントは過去の応募履歴をもとに、様々な情報を提供してくれます。
ポイント
メリット:転職活動において様々なサポートをしてくれる。特に、選考プロセスにおける対策は非常に参考になるのと、応募の際に推薦文を書いてくれるので書類通過率が上がる。
デメリット:企業と転職者の間にキャリアコンサルタントが入ることで、転職者が本当に知りたい求人情報にたどり着けない可能性がある
転職エージェントの活用について、こちらで詳しく解説していますので合わせてお読みください。
-
参考【2022年版】外資系企業への転職に成功する方法
成果主義やワークライフバランスが出来るというイメージで外資系企業に転職したいという人は多いと思います。 外資系企業に転職したいという人は多いと思いますが、出来るだけ効率的に転職活動をしたいというのは誰 ...
続きを見る
オススメできない転職エージェントの特徴
ここからはオススメできない転職エージェントの特徴について紹介します。
自分はここで紹介する5つの特徴でフィルタをかけ、転職エージェントやキャリアコンサルタントを選ぶようにしています。
特徴1:会うのを前提にメールばかり送ってくる転職エージェント
一つ目は、会うのを前提にしつこくメールばかり送ってくる転職エージェントです。
残念ではあるのですが、転職エージェントは転職者が企業から内定をもらうと一定の金額をもらうようなビジネスモデルになっています。
そのため、極端な言い方をすると、求人者を単なるお金のなる駒としか見ていないようなキャリアコンサルタントの方とも出会ってきましたし、転職エージェントを使って転職をした友人からも同様のことを耳にしています。
転職者にとって転職は人生を左右するイベントです。
キャリアコンサルタントがしっかりと自分のキャリアに寄り添ってくれるタイプなのか見極めましょう。
特徴2:企業と求人者の間に2人いるタイプの転職エージェント
企業と転職者の間に、キャリアコンサルタントが2人いる場合があります。
一人が企業の担当、一人が転職者のサポートをします。
転職者への手厚いサポートは期待できる一方で、企業側の求人のニーズを、転職者が直接やり取りをするキャリアコンサルタントが把握できていないケースがあります。
転職エージェントを活用するメリットに「募集要項に書かれている裏の情報を知っている」というのがあります。
例えば、
- 退職してしまったから補充したい ⇒ 退職する人と近いスキルを持っていてほしい
- 部署拡大による募集などです ⇒ 現在働いているメンバーとは異なるスキルを持っている人が欲しい
転職者は、このような募集の裏にある情報を転職エージェントが知っているメリットを活用したいです。
しかし、このタイプの転職エージェントの場合、転職者への求人の案内が機械的に紹介される傾向が高く、転職エージェントの持つメリットを享受できない可能性があります。
ポイント
ただし、この転職エージェントのタイプについては、転職者に対して手厚いサポート頂けるメリットもあります。
転職活動が初めての場合、面接対策や職務経歴書の書き方など、色々分からないことや不安があると思いますので、このような転職エージェントの活用もオススメします。
特徴3:希望や経歴がアップデートされず、興味ないポジションばかり勧めてくる転職エージェント
このタイプもよく会います。
特に若いころは転職先のキャリアにまだまだ色々な選択肢が出てくるので、転職活動をしている間に応募したい職種の変更があります。
転職後も、転職エージェントと一定の距離を保ちつつ、今後のために連絡を取り続けることもあります。
このように、転職活動をする中で転職者側は情報をアップデートしているのですが、転職エージェント内で情報の共有がなされておらず、古い情報をもとに求人を紹介されることがあります。
一度連絡をしてすぐにアップデートされればいいのですが、キャリアコンサルタント間の情報共有がされず、古い情報ばかり送られてくる転職エージェントがいます。
ひどい転職エージェントになると、「興味ない」と伝えているにも関わらず、延々と紹介予定派遣の案件ばかり紹介してくる転職エージェントがいました。
特徴4:業務時間中に遠慮なくコンタクトしてくる転職エージェント
業務時間にも関わらず、遠慮なく電話でコンタクトしてくる転職エージェントやキャリアコンサルタントがいます。
ワークライフバランスを考えると業務時間が被るのは理解できるのですが、「仕事中にいきなり電話で連絡してくるのは、一般常識としてどうなのか?」と思うところがあります。
大体こういう業務時間に連絡してくる転職エージェントの場合、特徴1に書いたような「単なる会いませんか?」というアポの連絡が多いです。
業務時間に遠慮なく電話してくるような転職エージェントとは速やかに縁を切りましょう!
選考結果の連絡とか、その後も業務時間中に遠慮なく電話がかかってくる可能性が高いです。
特徴5:案件が終わればすぐにいなくなるキャリアコンサルタント
最後は転職エージェントというよりも、その中にいるキャリアコンサルタントについてです。
転職エージェントには必ず求人者と企業の間に立つ「キャリアコンサルタント」がおり、求人者はキャリアコンサルタントとやり取りすることが多いのです。
良くないキャリアコンサルタントの場合、「応募しませんか?」としつこく迫っておきながら、いざ落選すると簡単なメールとともにサーっといなくなるキャリアコンサルタントがいます。
このようなキャリアコンサルタントのタイプは、実際に応募してみないと分からないのですが、下記のような点をしっかり確認して見極めましょう
- 応募を勧める背景にしっかりとした理由があるのか?
- キャリアプランやこれまでの経験が活かせるのか?
ポイント
もしキャリアコンサルタントの対応に不安に感じつつ、それでも応募したければ、他の転職エージェントにあたってみましょう。
企業側は求人を色々な転職エージェントに案内するので、色々な転職エージェントが情報を知っている可能性が高いです。
あなたの転職をしっかりサポートしてくれるキャリアコンサルタントが同じ案件を紹介してくれて、よりしっかりとしたサポートをしてくれる可能性もあります。
まとめ
転職活動は転職者側からすると、多くても数回、ほとんどの人は1~2回しかなく、人生を決めるような大イベントです。
一方で、転職エージェントの立場からすると、内定がもらえることで金額が発生するビジネスモデルのため、できる限り転職者を自分の転職エージェントに引き込もうとします。
こういった双方の関係が異なっているので、色々なギャップが生じてきてしまいます。
今回はオススメできない転職エージェントについて紹介してきましたが、転職活動において転職エージェントを活用することは成功する転職をするための一番の近道でもあります。
改めて整理すると、このような転職エージェント・キャリアコンサルタントに会ったら要注意です。
【おすすめできない転職エージェントの特徴】
- 会うのを前提にメールばかり送ってくる転職エージェント
- 企業と求人者の間に2人いるタイプの転職エージェント
- 希望や経歴がアップデートされず、興味ないポジションばかり勧めてくる転職エージェント
- 業務時間中に遠慮なくコンタクトしてくる転職エージェント
- 案件が終わればすぐにいなくなるキャリアコンサルタント
近道をする中にも少し罠があるというだけなので、ぜひここで紹介したような転職エージェントやキャリアコンサルタントに出会ったら、反応して見極めるようにしていきましょう。
外資系への転職3回すべてで年収アップしてきた成功体験をまとめた記事がこちらです。
オススメできる転職エージェントもここで紹介していますので、合わせてお読みください。
-
外資系企業の転職におすすめの転職エージェント5選
外資系企業に転職したいという人は多いと思いますが、出来るだけ効率的に転職活動をしたいというのは誰しもが考える目的だと思います。 自分は現在5社目で、新卒は日系 ...
続きを見る