みなさんはStayhomeが叫ばれる中何をされていますでしょうか?
在宅勤務やリモート●●やオンライン●●が流行る中、色々模索されていて悩んでいる人も多いと思います。
一方で、この状況で如何に効率的に仕事を進めていくか、何をやるかというのが重要という一方で、1年後に何が世界に起きているのか?を考えている方はいらっしゃいますでしょうか。
こういった考えをするのがビジネスマンとしてとても重要です。ただ、いきなり考えるというのはとても難しいです。そういうときに考えるポイントは前提条件を考えるのと、他の事例を使って考えるということです。
目次
未来を予測するうえで考えるテクニック
1.前提条件
まず一つ目が前提条件です。今回の課題は、コロナが例えばいつ収束するか?でしょう。
製薬協からその情報について引用して紹介します。こういった情報を知っているか知らないかで、どのタイミングで本格的に落ち着くのかを考えることができます。
Q33
1つのくすりを開発するのに、どれくらいの年月がかかりますか。A
1つのくすりを開発する期間は、9~17年といわれています。研究対象となったほとんどの候補物質は、途中の段階で開発が断念されるほど、くすりの開発を成功させるのはたいへん難しいことなのです。・・・
(4)承認申請と審査(1~2年)
くすりとして有効性・安全性・品質が証明された後、厚生労働省に対して承認を得るための申請をおこないます。
厚生労働省では、医薬品医療機器総合機構に審査を依頼し、その審査を通過した後に、学識経験者などで構成する薬事・食品衛生審議会の審議を経(へ)て、厚生労働大臣が許可すると、医薬品として製造・販売することができます。
最初から新薬を作ろうとすると9~17年ですが、コロナウィルスに関してですと、すでに開発中の薬に関して臨床試験を行っているので、(4)の状態が今ということになるとしても、1~2年程度はかかるのが普通です。
もちろん厚生労働省も特例などで承認スピードを速めようとはしていますが、数か月で薬が開発されるなんてことはありません。
こういう前提条件をしっておくと、緊急事態宣言などの発令はあくまで感染拡大を抑え込むことが目的であり、専門家の方もボクシングを例えて「ガードを挙げている」状態とお話しされているのがよくわかると思います。一方で、ガードを下げると撃ち込まれてしまう状態とも言えます。こちらからパンチを出せる状態というのが、新薬の開発になってくるということです。
まずは時間軸の概念をこういった情報からなんとなくですが、推測できます。
2.類似パターンを考える
収束後にどうなるか?という観点で、次は類似パターンを考えます。これについては2パターンです。
1.ワクチン等の接種をするだけで簡単に抑え込むことができるのか?
2.インフルエンザウィルスのように、ウィルスも進化をするため予防接種程度の対応で、共存を考える必要があるのか?
1のワクチンの開発についてはかなり難しいというのと、これまでの情報を見るとウィルスも進化するという可能性も高そうなので、2の可能性が高いでしょう。
インフルエンザになると、自宅待機が基本です。おそらくインフルエンザと"同じような"状況にになるのでは、という状況を考えるとスムーズです。ここまでくると、インフルエンザとコロナウィルスでの違いを整理すれば、今後の未来がある程度予想できます。
まとめ
未来のことなんて、100%正しい正解を出すことはできません。ただ、ざっくりでもどういう方向性にいくのか、を考えるのはとても重要です。
例えば、今デリバリーや持ち帰りという今までになかった新しいレストランの形態が出てきています。飲食業界が厳しいため、生産者と消費者を直接つなげるようなモデルもあります。
在宅勤務がここまで広がるとこれからオフィス勤務という概念も少なくなってくるでしょう。ここにきて5Gなどに代表されるような通信技術の急速な発展です。
ただ、合わせて考えるのは人間の行動特定という考え方。
自分は稲田正人さんの「人性善なれど、怠惰なり」という言葉がとても好きですが、人はどうしても楽な方に流れがちなんですよね。ここまで在宅勤務が広がっている一方で、オフィス勤務が始まった瞬間一瞬で戻るという可能性もとても高いです。
こういった強制的に変化を強いられた状況です。誰もが経験したことのない世界です。当たり前ですが、誰もが過去事例のない中、手探りで進んでいます。この変化を前向きにとらえ、そして一刻も早いコロナの収束を願って、新しい未来を考えていきたいと思ってます。
最後に有名すぎる言葉ですが、歴史は繰り返されるとも言います。色々な災害や過去のウィルスの流行から生き残ってきた人間です。ダーウィンの有名な言葉を引用して、今日の記事を締めたいと思います。
最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。